通常、錆は電動工具や手工具を使って除去し、防錆処理を行います。
ただし、騒音などの制約から手工具のみの作業が求められる現場もあり、錆を完全に取り除くことが難しいケースも少なくありません。
また、古い塗膜には鉛・PCB・六価クロムといった有害物質が含まれていることがあり、法令に基づく適切な処理が必要です。

錆をしっかり除去せず、そのまま錆止めを塗ってしまうケースが多く見られますが、この方法では十分な効果が得られません。
錆止め塗料は「錆のない状態で塗布することで本来の性能を発揮するもの」です。
錆が残ったままだと、その部分から錆の進行や再発のリスクが高まります。

錆を削らずに使用できる水性タイプの「錆転換剤」が効果的です。
油性タイプに比べて臭いが少なく、赤錆を化学反応によって黒錆に変え、錆の進行を抑制します。
さらに、下地調整材としても利用できるため、騒音作業や火気・溶接作業が制限される現場でも対応可能です。

・沿岸部など塩害による腐食でお困りの方
・何度補修しても錆が再発してしまうとお悩みの方
・火気厳禁の現場で溶接補強ができない方
・鈑金やカバー工法の高額な工事費がネックになっている方
・高額な設備の錆補修を低コストで済ませたい方

◎こんな設備・場所におすすめ
・キュービクル（高圧受電設備）床下の錆補修
・分電盤・室外機の架台の劣化対策

速乾型の錆転換剤と仕上げ材の併用により、以下のメリットが得られます。
・工期の短縮
・騒音や粉じん対策
・周辺環境への配慮
・法令を順守した安心施工で、入居者や近隣にも配慮

さらに、遮熱・防水・耐酸性・耐候性を備えたメーカー保証付き塗料（10年保証）を採用。